令和6年10月23日(水)、鷹橋賢淳会長が皆さまからお預かりした被災地支援募金を、能登半島にある和光幼稚園(全国認定こども園協会会員)へお持ちしましたのでご報告いたします。なお、令和6年能登半島地震および令和6年奥能登豪雨被災園への支援は継続して行います。また、被災地支援募金についてもひきつづき受付いたします。
ーーー
10月23日(水)鷹橋賢淳会長が、能登半島にある和光幼稚園(全国認定こども園協会会員園)を訪問し、藤山壱史園長のお話を伺いました。
被災当日は土曜日の保育中で、水は静かながら速いスピードでテーブルの脚の高さまでみるみる上がってきた。テーブルの上に置いていたものは無事でしたが、低い位置にあったものは水に浸かって使えなくなってしまった。事務所・保育室の棚の奥には清掃や消毒を済ませた今もドロが残っていて、ニオイやカビ等が発生する可能性があり、衛生上放置ができない状況とのことです。
清掃後、腰壁として生木を貼ったところも反ってしまったこと。空調の室外機はメーカー補償外でとりあえず基盤交換をして動かしたこと。給食室はボイラーは浸水し使用ができなくなり、衛生面の対応も必要な状況であることも、お聞きしました。
なお、能登半島地震で全壊した隣接するお寺の本堂や庫裏は解体途中で、震災後解体を請け負っている業者が水害の復興に向かうような状況もあり、中断したままとのこと。また、お寺の特に金属は運び出したものの盗難によりなくなってしまった事や、震災後、大切な品を保管するために仮設した倉庫が、豪雨に遭ったことで、避難させていた大切な品々がダメになってしまったということもあったそうです。
今回は、震災に遭いながらも残った園舎を中心に何とか頑張ろうと思いはじめたところへの災害で、さすがに心折れましたと語られた藤山先生でしたが、それでも豪雨災害直後からボランティアが入り、職員の皆さんとともに、1週間という短期間で保育再開をされたエネルギーには頭が下がりました。
訪問時はちょうどお昼寝時で、たいへんな状況の中、園児さんが安心して眠る姿が印象的でした。
持参した被災地支援募金をお渡ししました。